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思いつきで考察。スプラトゥーンとインターステラーとバーグハンバーグバーグの意外な共通点

最近、Wii Uのアクションシューティング対戦ゲーム スプラトゥーン(splatoon)にハマリにハマっておりまして。

スプラトゥーン

発売前から、Twitterではなんだか「イカが戦うゲームが面白そうだ」というステマにも近いようなツイートをちらほらとなんども見かけ、「どんなゲームなんだろう?」と思って検索したが最後。

「なにこれ!めっちゃ面白そうじゃん!」
「俺の下半身の白いインクもぶちまけたいでござる!!!」

と、思惑通り興味を持ってしまい、その魅力に取りつかれてしまいました。
僕自身、ほとんどゲームをしない(という下手&飽き性なので続かない)癖にWii Uはなぜか持っていたのと、「ゴミを捨ててきたら買ってもいい」とお許しを得たため、ダウンロード購入してしまいました。

後日、同様にtwitterのつぶやきを見て影響されて本体ごと買ってしまった人もちらほら・・・w

金曜の夜に購入して、その日は朝まで徹夜。
土曜日はほぼ一日中スプラトゥーン三昧。
日曜日はさすがにまずいので家族サービスで外出しつつ家にいる間はスプラトゥーン三昧、と徹底的にハマっております。この熱がいつまで続くのかどうかはわからないのですが、これだけ熱中したゲームは高校生の時に布団に隠れて朝までプレイしたFF8以来のハマり具合な感じです。

で、どうしてこんなにこのゲームにハマったのか、いろいろ考えてみたのですが、主に2つ思い当たりました。

一つ目は「みんなやってるから」理論。このゲームを知った原因にtwitterがありますが、「みんなが買うから僕も買う」「みんなが今通信対戦してるから僕もプレイする」というよくある理由がひとつ。

でも個人的には、もう一つの理由がこのゲームのキモなんじゃないかな、と思うわけです。そして、それはスプラトゥーンだけじゃなくて、最近僕が一番感動した映画「インターステラ−」や、WEB界隈で話題になっているホームページ制作会社バーグハンバーグバーグの面白さにつながるんじゃないかな、と思っています。

ここまで、なが~い前置きでした。以下本題。

その要因とは「温度感の違う面白さ」がふんだんに盛り込まれている、ということです。

スプラトゥーンはパッと見難しそうで、でも実はだれでも楽しめるゲーム

スプラトゥーンは、先述したとおり、アクション要素の入ったシューティングゲームという分類のゲームです。

シューティングゲームというと、買うっては縦スクロールや横スクロールのゼビウスの時代から、最近のFPSやTPSに代表される戦争ゲームなど様々ありますが、このスプラトゥーンはTPS(サード・パーソン・シューティング)の系譜の血をたどっています。

ゲームの内容をザックリと説明すると、4vs4のチームにわかれて、お互いに銃やローラー、ミサイルを使って敵チームを殺したり、床を塗ったり塗り替えされたりをしながら、最終的には自チームの色の割合が多い方が勝ち、という陣取りゲームです。

シューティングゲームっぽくエイム(銃のスコープを覗きこんだように照準をあわせる狙い撃ち)の機能などもあるため、一見すると敷居が高そうに見え、ゲームの上手な上級者しか楽しめなさそうに見えるのですが、実はゲームが下手な人でもそれなりに楽しめるように設定されている、これがこのゲームが広い世代に受け入れられているポイントだと感じています。

「誰にでも楽しめる」ということは「ゲームの楽しさはひとつじゃない」ということ

一般的なシューティングゲームの目的は「敵を何人殺したか?」「自分が死んだ回数よりも多く敵を殺せたか?」を最重要ししているゲームが多く、「テクニック不足、それすなわち即死」状態になることが多く、ゲームが下手な人は「気づかないうちに殺されて死んでいる」という状態を何度も繰り返し、結局「このゲーム面白く無いわ」となってしまいがちでした。

ですが、スプラトゥーンの場合は、敵を殺すこともできるが、最終的な勝利条件は塗った床の面積です。
どれだけ敵に殺されようが、敵を一人も殺せなくても、ただ床さえ塗っていれば勝てるのです。

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もちろん、多く床を塗るためには敵と戦うことは避けられないのですが、自分の存在がチームの脚をひっぱるだけの一般的なシューティングゲームとは違います。

シューティングゲームが得意な人は、「物陰に隠れて敵を遠くから狙撃する」「敵陣に果敢にも一人で突撃して無双モードを繰り広げる」という従来の楽しみ方をできる反面、そうじゃない方も自チームの陣地の床の塗り残しをコツコツ塗るだけの戦わない(戦えない)プレイヤーだってチームに貢献できる様になっています。

プレイヤー自身の価値観でゲームを楽しめる、コレがつまり「沸点の違う面白さ」ということです。

映画「インターステラー」の様々な沸点

ぼくが一番好きな映画監督、クリストファー・ノーランの制作した「インターステラー」にも同様の仕組みが盛り込まれています。

インターステラーは、「限りなく現在の科学に基づいた映画を作る」ことをモットーにして制作されており、物理学の権威であるキップ・ソーン博士が脚本の段階から参加し、「ストーリーに現実味を持たせるため」ではなく「科学に則してストーリーを組み立てる」という手法をとっている。更に、ワームホールやブラックホールなど、言葉だけは知っているがほとんどの人は見たことがないものを映画的な視覚効果ではなく、科学に忠実にデータにもとづいて再現している、おそらく世界ではじめての映画であるこれらを元に、今までにない本格的なSF映画として作られている。

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これだけ聞くと、ハードなSF映画で宇宙好きやSF好きでないと楽しめない映画なのか、と思われつつも、実はこの作品のストーリーの根幹は「父と娘の究極の愛の物語」であり、宇宙のことをわからない人であっても、「ヒューマン・ドラマの舞台がたまたま宇宙だった」という認識でも十分楽しめる様に作られている。

これが人間の内面を描くことに長けたクリストファー・ノーランの凄いところであり、バットマンに興味の全くない僕を何度も映画館に足を運ばさせ、さらにはブルーレイまで買わせた、というダークナイトを作り上げた監督の手腕の凄さである。

スプラトゥーンと同様、どんな人でも楽しめるように、沸点や前提知識の違う人でもわかる様なポイントがいくつも散りばめられていることで、だれでも楽しめる、けど一番好きなシーンは人によって違う、という素晴らしい映画に仕上がっている。

「温度感の違う面白さ」という着眼点はバーグハンバーグバーグから学びました

一方、頭尚悪い人向けの保険入門貧乏人は見るな!楽待など、おもしろネタを仕込んだランディングページ制作や自社メディアオモコロを運営する、バーグハンバーグバーグも、同じようなことを考えながら、案件のアイデアを作っているそうです。

バーグハンバーグバーグの代表 シモダテツヤさんのさんの著書 “日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術”で、以下の様に語られています。

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温度感が違う、とは、沸点や価値観が違ったり、育ってきた環境が違うからセロリが好きだったりすれ違いが否めなかったりする人でも、同じ作品を見て笑えたり、感動できたり、楽しめたりするわけです。

この書籍を読んで、モヤモヤとしていた「バズとはなにか」「流行るとはなにか」「好きになるってどういうこと?」ということの答えがひとつ見えた気がします。

今思えば、テレビに出ているようなお笑い芸人の中ではアンジャッシュが好きだったり、テレビに出ないようなラーメンズが好きなのも、笑いの次元が一つではなく、低次元も高次元も混ぜ合わされた「温度感の違う笑い」が仕込まれているから、なんだな、とやっと自分の中で説明ができて、腑に落ちた気がします。

というわけで、みんな仕事なんてするのやめて、スプラトゥーンやればいいのに。

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